屋久島の紹介・・・島の気候

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雨・雨・雨・・・?

一ヶ月に35日雨が降る・・・屋久島を紹介するときによく引用されますが、この言葉は小説家 林芙美子が著書”浮き雲”中で屋久島の雨を表現したものです・・・計算があわないのですが・・・ しかし、このように小説に書かれても納得するほど雨が多いのも事実です。 海岸部での年間降水量は4000mm、山間部では何と10000mmに達すると言われています。

ちなみに東京は1500mm位です。大体ですが、比較的雨が少ない地方で1000mm前後、 多い地方で2000mm前後でしょうか。 屋久島では、沿岸部でも、比較的多い地方の約2倍雨が降ることになります。これは日本では1、2位を競う量に なります。

千尋滝 千尋滝

千尋滝 強い雨が降ると普段は岩肌の山腹のあちこちから水が流れ落ち、大きな滝では見事な水煙が上がり 豪快な姿を見せてくれます。 また、風向きによって雨が降るところと晴れているところがあることも 多く、七色のはっきりとした大きな二重の虹が見えることも多くあります・・・綺麗ですよ!・・・ でも、雨の日ばかりではありません・・・当たり前か?!・・・誤解の無いように・・・。

亜熱帯から冷温帯

南にあるので常夏の島?というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが・・・。
屋久島は北緯約30度の位置にありますが、地球上で同じ位の北緯の場所は・・・ エジプトの首都カイロ、ヒマラヤ山脈のあるネパール等があります・・・同じ緯度でもずいぶん違う・・・ つまり、緯度だけで気温が決まるわけではないのです。

屋久島は緯度からわかるように本土より日照も強く、また、その周りには温暖な黒潮が流れ、 その影響で沿岸部は亜熱帯の気候になります・・・ここまでは期待通り?・・・
最高気温の年間平均値は約23度、最低気温の年間平均値は約17度・・・年間平均気温は約20度になります。
夏は暑い・・・?確かに暑いのですが・・・亜熱帯の沿岸部でもヒートアイランド現象が無いため、東京や大阪より過ごしやすいかも? 特に夜は、山から涼しい風がおりてくるために都会の熱帯夜よりすごしやすく、エアコンは要りません ・・・台風等の影響がなければ・・・

しかしそれだけではありません。 この島には洋上アルプスと呼ばれるほど高い山々があります。高度が100m高くなると気温が約0.6度 下がるため、標高1936mの宮之浦岳山頂では沿岸部と比べ、約12度気温が低いことにな ります。
一つの島の中で約12度の気温差があるため、沿岸部では亜熱帯、山頂部では冷温帯と幅広い 気候を持つことになります。もちろんこのことが植生にも影響を与えることは言うまでもありません。

冬も暑い・・・?残念ながら、暑いというわけにはいきませんが、沿岸部では霜が降りることもなく、 暖かい日も多くあります(屋久島南部)。
意外なのは冬に雪を見ることができることです・・・。冬、大陸からの冷たい風の通り道になっているという 条件は本州などと同じです。
冷たい空気が海を渡ってくるとき、水蒸気を含みます。湿った風が山に当たり上昇すると気温が下がり・・・ 中学校の理科の授業を思い出してね!・・・山間部では雨ではなく雪になります。
強い寒波が来ると、標高800m位まで雪が降り、前岳と呼ばれる島の周辺にある山でも高い頂は白く雪化粧をします。 また、島中央の”奥岳”と呼ばれる山々では3〜6mの積雪があります。

・・・南の島なのに雪が降る・・・そのころ沿岸部ではハイビスカスの花が咲いています・・・

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