日帰り登山・・・モッチョム岳
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行程  ・・・下記の時間は無積雪時、日帰りの軽装で歩いた時間です
標高:約250m(千尋滝)〜約975〜約940m(山頂) 標高差:約725m
往路 3時間45分(休憩含まず!)
*道が荒れているため、帰りの時間はあまり縮まないと考えた方が良いと思います。
下にある時間は私が歩いた時間です。実際にかかる時間は人によって異なります。
千尋滝−→万代杉−→モッチョム太郎−→神山展望台−→山頂 (1時30分) (40分) (45分) (50分)
注意
近年、大きな段差・浮き上がった木の根等、登山道の荒れがひどく歩きにくくなっています。
特に雨の日は浮き上がった木の根や赤土が滑るため時間が掛かります
ハイキング地図や登山道入り口の表示板には往復5時間弱と表示されていますが・・・
登山初心者や体力に不安のある人は休憩を含め9〜10時間掛かると考えた方が良いでしょう
・・・結構しんどい山です・・・天気の良い日の眺望は最高ですが・・・
概略
モッチョム岳は屋久島三大岩壁の一つです。高さは940mですが、集落、県道間近から そそり立つ急峰と荒々しい岩壁のため、その存在感は格別のものがあります。
登山道入り口は千尋の滝にあり、県道から千尋の滝までは歩くと1時間ほどかかります。
沢を越え、休み無く急登が続きます・・・万代杉、モッチョム太郎と杉の大木を見て・・・
神山展望台(本日の最高点:979m)にたどり着き、ここから尾根を伝うように進み、
最後にロープを掴んで這い上がるとモッチョム岳山頂です。
山頂からの展望は雄大で、目の前に太平洋が大きく開け、左手には種子島、真下に集落と海岸線
・・・まさに鳥の視点・・・といった所でしょうか?
約1000m下の海岸線を眺める・・・あまり経験できるものではないと思います・・・疲れも飛びます・・・。
帰りは往路を戻ります。
アドバイス
- このコースは標高差が700mほどあり・・・ハイキングではなく“登山”です。
- 距離は短いのですが、道が急で荒れており、また、木の根が多数露出しています。 歩き辛く、また、休憩も多めに取ると・・・思ったよりも時間がかかることがあると思ってください。
- 天候が良ければ、早い昼食を神山展望台でとってしまい、荷物を置き、身軽になって モッチョム岳まで行くのも手です。
- 神山展望台からモッチョム岳までの稜線はかなり狭いところもあるので、風が強いときは 注意が必要です。また、春、秋は、歩くとTシャツでも汗・・・休むと寒い・・・ので 体温調節に気をつけましょう。
- 県道のバス停から登山道入り口まで、歩くと約1時間かかります。地図によっては県道の バス停から千尋の滝までの登山道が書いてあるものも見ますが、ほとんど使われておらず、 道の入り口がわからなくなっています。バス停から歩く人は舗装路を歩く方が無難でしょう。
- 屋久島独特の突然の大雨に見舞われることもあります。慌てずに対処すればよいことなので すが・・・ まだ距離を残した場所で大雨に降られた場合も考え、雨具は万全の用意をしましょう
- 飲み物は汗を大量にかくことを考えて準備しましょう。ただし、このコースでは数カ所に水場がある ため、ペットボトル1本とスポーツドリンクの粉を準備すると荷物を軽くすることができます
- 春・秋は天候によって気温がかなり違います。服装、装備については充分な準備が必要になります
- 冬については、強い寒波が来ると雪が降ります。積雪時は冬山登山経験の無い方は危険です
携帯電話
- 千尋の滝から少しはいると圏外になります、
稜線に出れば・・・つながることが多いようです・・・
トイレ
- 千尋の滝駐車場・・・協力金有り
装備
- 雨具(上下別のレインウェア、リュックカバー:天気が良くても・・・)
- スポーツドリンク等飲み物とその粉、昼食、塩を少々・・・と非常食
- 靴は(軽)登山靴以上
- 軍手(秋〜春は防水の効いた手袋)
- 帽子
ガイド  ・・・以下に当てはまる人はガイドを依頼した方が良いでしょう・・・
- 山に不慣れな人
- 自然に不慣れで、突然の大雨など天候の急変が不安な人
- 自然について説明を聞きながら歩きたい人
- 晩秋(12月)〜早春(2月)に行きたい人・・・残雪がある時、登山未経験者だけで行くのは危険です
交通機関
- バス:原下車・・・登山道入口まで徒歩約1時間
種子島・屋久島交通のバスが運行しています
- タクシー:安房から登山口まで30分








