日帰り登山・・・蛇ノ口滝
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行程  ・・・下記の時間は無積雪時、日帰りの軽装で歩いた時間です
片道:約4Km
標高:約90m(登山口)〜約500m(蛇ノ口滝) 標高差:約410m
往路 2時間(休憩含まず!)
*目的を蛇ノ口に滝に定め、休まずにあるけば1時間30分〜40分・・・この時間は、谷川の音を聞きながら
説明標示板を読み・・・と私が歩いたものです。実際の時間は人によって異なります。
3.5Km 0.5Km 尾之間歩道入口 −−→蛇ノ口分岐点−−→蛇ノ口滝 (1時間40分) (20分)
概略
蛇ノ口滝は大川の滝、千尋の滝と並び屋久島で最大級の滝です。滝壺から見ると落差は約30mですが、
そのすぐ上に幅50m長さ100mの一枚岩が続いており、その上を水は滑り落ち・・・鈴岳1637mを源流としています。
残念ながら滝壺から上に行く道はありませんが、尾之間歩道を淀川方面に上がっていくと滝の上部を
眺めることができる場所もあります。
登山口は尾之間温泉の横にあります。
入口から上がっていき、10分ほど行くと最初のベンチ、”森はよみがえる”という説明標示板・・・
原生林ができるまで・・・の解説・・・この歩道にはこのよう説明表示がいくつかあります。
自然を感じるのももちろん良いのでが、”理解”するのも大切ですよね!
鈴川沿いに進み、小さな沢を何度か越え、尾之間歩道に分かれを告げ、鈴川の支流を渡る手前で滝の上部が・・・ そこからしばらくで、滝に到着です。
エメラルドクリーンの滝壺、高さ30mの巨大な花崗岩を滑り落ちる滝・・・水量は多く見えませんが・・・荒々しく水が
落ちる滝とは反対に穏やかに滑り落ちてくる・・・また、雨の少ない季節では、水量がさらに減り・・・
“静かな滝”になります・・・そんな滝の近くで、ゆっくりと物思いに耽るのも
良いと思います。
“秘境”的雰囲気を味わうことができる・・・そんなコースです。
帰りは、往路を戻ります。
アドバイス
- 注意してほしいのは、前日・当日の雨・・・大雨の後の増水時・・・鈴川支流は増水時に落ちたら・・・ かなりヤバイです・・・多分死にます・・・また、途中の小さな沢も危険になることがあります。危険を感じたら引き返しましょう!!!
- 鈴川支流を渡った後は“道”とは言えない状態になります。木に巻き付けてある赤いテープ を確認しながら進んで下さい
- ひたすら歩いてしまえば、半日で強行もできますが、ここは1日をかけて訪れることをお勧めします。 綺麗な写真を撮りたければ午前中・・・午後になると逆光になります・・・早めに戻ったら、登山口にある 尾之間温泉で汗を流してはどうでしょう・・・。
- 他の滝壺と比べて静かなので、もの思いに耽るのも良いでしょう。
時間と体力が許せば・・・尾之間歩道との分岐点から淀川登山口方面に向かい(登りますが・・・)、 蛇ノ口滝の上部を眺めるもできます。 - 屋久島独特の突然の大雨に見舞われることもあります。慌てずに対処すればよいことなので すが・・・ まだ距離を残した場所で大雨に降られた場合も考え、雨具は万全の用意をしましょう
- 飲み物は汗を大量にかくことを考えて準備しましょう。ただし、このコースでは数カ所に水場がある ため、ペットボトル1本とスポーツドリンクの粉を準備すると荷物を軽くすることができます
- 晩秋〜早春は天候によって気温がかなり違います。服装、装備については充分に気を付ける必要があります
携帯電話
- 入口から鈴川沿いになるまで入りますが、奥に行くと圏外になります
トイレ
- ありません
装備
- 雨具(上下別のレインウェア、リュックカバー:天気が良くても・・・)
- スポーツドリンク等飲み物とその粉、昼食・・・と非常食
- 靴は、防水の効いたしっかりとした運動靴以上・・・
- 軍手(秋〜春は防水の効いた手袋)
- 帽子
ガイド  ・・・以下に当てはまる人はガイドを依頼した方が良いでしょう・・・
- 自然に不慣れで、突然の大雨など天候の急変が不安な人
- 自然について説明を聞きながら歩きたい人
交通機関
- バス:尾之間温泉入口下車・・・登山口まで徒歩7分
種子島・屋久島交通のバスが運行しています
- タクシー:安房から30分







