FAQ ~ 登山・トレッキング初心者の方のために!
屋久島を旅をするにあたり、疑問に思うこと・不安に思うこともあると思います
皆さんの不安を解消できるように、お問い合わせがあったことにできるだけお答えするものです
また、このページに記載されていない疑問などが有れば、遠慮なくフォーム・メールでご質問ください
1 ガイドツアー関連
当ガイドのシステム、ガイドツアーに関して・・・
Q
申し込みは何名から可能なのでしょうか?
A
混成・プライベートツアー共に2名様から催行させていただきます(最大5名)
※すでに混成ツアーの催行が決まっている場合、1名様でもお受けすることができます
お気軽にお問合せください
Q
自分たちのグループだけで屋久島を回りたいのですが・・・・
A
当ガイドでは、プライベートツアーの設定もあります
プライベートツアーであれば他の参加者と一緒になることはありません・・・ 仲間内だけで楽しみたい方、体力に自信が無いので当日の体調などにより行ける所まで行きたいなど、柔軟に対応することが出来ます
Q
プライベートツアーの予備日とは何でしょうか?
A
当ガイドのプラーベートツアーでは予備日を1日押さえておくことができます・・・当日 の天候(前日判断)によってどちらの日にすることもできます
※お客様のご都合と申し込み時にガイドの予定に空きがあることが必要です
距離が長い場合や山頂からの眺望を期待するとき、天候により日にちをずらせることは有効だと思います (ただし、前日判断でもどちらもあまり変わらない・・・当日の雲の通り方次第で、ということもありますが・・・)
2 トレッキング関連
ガイドのご利用に係らず、屋久島のトレッキング全般について・・・
Q
初めて屋久島に行きます。屋久島らしい所を見て回るのに何泊くらい必要でしょうか?
A
沢山!・・・と言うと、真面目に答えろと怒られそうですが・・・屋久島には見所がたくさんあるのと同時に、ゆっくりとした時間の流れの中で自然を感じることが、良い思い出につながっていくと思います
有名所を見るだけでも最低島内2泊・・・天候によって自由度を高めようと思えば3~4泊・・・はあった方が良いでしょう
Q
家族で屋久島に旅行します。縄文杉を見に行きたいのですが、子供は何歳なら行けるでしょうか?
A
個人差がありますので、いくつになればとは言えないと思いますが、健康であることを前提に・・・
*普段から運動をしている子であれば、10歳くらいから・・・あまり小さな子は、縄文杉見ても大きさの意味がわからなかったり、後日ほとんど忘れてしまったり・・・もしかしたら、きついかった記憶だけが残る可能性もあります・・・そうなったら可哀そうですよね・・・・
お子さんがいらっしゃる場合は、できるだけ天候が安定している秋にするか、プライベートツアーで予備日を確保できるような日程で計画されることをお勧めします・・・・親子で一緒に事前のトレーニングをしましょう!!
老婆心ながら、もう一つ・・・ガイドを使わないご家族の話ですが・・・
縄文杉の帰りのトロッコ道を、小学生くらいの子供が一人・・・
”お父さん、お母さんは”と聞くと・・・子供は、後ろを指さして・・・でも、見えるところには誰もいない・・・こんな事態に遭遇することがあります・・・
親の体力が不足して、子供が先に行ってしまう・・・
もし、子供がトロッコ道から、少しでも脇に入ってしまい、すれ違ってしまうと大変なことになります・・・山で子供と親が離れてしまうということは大変危険なことです・・・親が体力不足では、子供は守れません・・・・
Q
屋久島に旅行を計画しています・・・縄文杉には行きたいのですが、他に何処を回るのが良いでしょう?
お勧めの場所はありますか?
A
島内に何泊するか?にもよるのですが・・・屋久島というとやはり、大木・照葉樹と苔の森・山です・・・
初めての屋久島ならば縄文杉以外に
- 白谷雲水峡~太鼓岩までのコース
- ヤクスギランド(名前からは想像もつかない深い森です)
- 千尋の滝・大川の滝・横河渓谷・西部林道等の島を一周する
- 西部林道
リピーターの方や日程に余裕のある方は、是非、黒味岳・宮之浦岳等の山に挑戦してみてください
Q
屋久島は雨が多いと聞いています。雨が比較的少ない季節はいつ頃でしょう?
A
ウーン・・・雨の島ですから・・・でも、一番雨が少ないのは、“9月~11月末”くらいの期間でしょうか?
“夏”は台風さえ来なければ里では天気がよい日が多いのですが・・・山の中は多少不安定!?・・・春は晴天、雨天が周期的に変わります
夏の場合、普段の旅行よりも多めの着替えをご用意下さい、山の湿度が高いので・・・汗・汗・汗・・・
3 装備関連
登山用品は値段が高いので、普段から趣味で山に登るわけではない方はレンタルがお勧めです
Q
登山靴が必要と聞きました・・・運動靴ではダメなのでしょうか?
A
しっかりとした運動靴であれば行けないことはありません・・・
しかし、安全性(滑りにくい・捻挫しにくい)を考えると”運動靴で絶対に大丈夫です”と太鼓判を押すわけにもいきません
足を捻ったとき・・・登山靴と運動靴では、捻挫の程度が違う事が多く・・・距離を残した山の中では帰ってくるときの辛さが違ってくるでしょう・・・ また、冷える季節(晩秋・冬・早春)は、雨に降られて靴の中が濡れてしまうと冷たくなり、これも大変に辛くなりますので、防水性も必要になってきます
追記
長い歩行を要するコースでは、靴が古いと途中で壊れることがあります・・・どんな靴でも・・・使用頻度に関係なく、靴を接着している部材の経時劣化が原因で起こるので・・・使っていないからといって古い靴を引っ張り出してきて使うのはやめましょう・・・!
縄文杉コースでは、1年間に3人、靴が壊れましたことがあります(全員、靴底が剥がれました)
Q
ストックは必要ですか?
A
ご自身が使い慣れているのであれば、あった方が良いでしょう・・・下りの段差で足を降ろすときの衝撃を和らげることもできますし・・・ しかし、森では登りも下りも、手を木や岩に掛けた方が楽なこともあり、使い慣れていない人(初めての人)にとっては邪魔になることもあります また、ストックは不安定な場所に突いてしまうとしまうと危険な時もあります・・・初めて使う人は、慣れるまでは慎重に・・・
ストックをご使用になる方は、環境保護のため先端に必ずゴムカバーの装着をお願いします
Q
レインウェアーはコンビニで売られているビニールカッパ(ポンチョ)ではダメなのでしょうか?
A
コンビニのポンチョは風を受ける面積が広いため、風が強いと煽られたり切れたりします
また、ビニール製は透湿性がないので、歩いているうちに内部が蒸れてきます・・・汗も多量に掻きますし、蒸れた水蒸気がカッパの内部で結露して濡れてきます
動きやすさなども考え、上下別の透湿性(ゴアテックス等)のある物が良いしょう
Q
帽子・手袋は寒くない季節でも必要ですか?
A
登山中に木の枝に頭をぶつけることがあります・・・痛いですよ・・・帽子がないと血を見ます
手袋は何かをつかんだり、手を付いた時に安全性を確保するために必要です
また、万が一転んだ時に怪我が全く違ってきます
4 移動方法関連
島を一周する道路はありますが、路線バスは通っていない部分があります・・・バスの本数も少ないですし、夕方には最終便になるので、移動手段は事前に考えておく必要があります
Q
紀元杉や大川の滝に行ってみたいのですが、バスの運行状況はどうなっていますか?
A
紀元杉・大川の滝、どちらもバスが運行しています・・・気をつけなければならないのが、本数が少ないことです
必ず時刻表を確認して行動してください・・・時刻表は屋久島観光協会のサイトに記載されています
Q
屋久島を一周したいのですが、どのような移動方法が有りますか?
A
島を一周している道路は約100kmありますが、移動方法としては以下のようなものが有ります
- 徒歩・・・チャレンジングですが2~3日くらいは見た方が・・・
- 自転車・・・一日有れば回れます(要体力!)
- 路線バス・・・屋久島の西部(永田~栗生間25Km)はバスが有りません
- レンタカー・・・経済的にはこれが一番、ただし、屋久島の西部は道が狭い所が多い(軽でもすれ違いができない)ので、バックが苦手な人は???・・・・
- タクシー・・・安全・確実
と、こんな具合です・・・普段運転をしないのにレンタカーを利用する方は少し練習しておきましょう・・・特に屋久島灯台に行く時は気をつけて・・・道が狭くて側溝があり、その側溝が落ち葉で見えなかったりするので・・・何台か助けたことがあります・・・携帯は圏外です!
5 宿泊場所関連
宿は各集落にありますが、何を優先するかによって選び方が変わってきます・・・
登山で出発が早いときは登山口に近い場所が良いでしょうし・・・温泉に浸かりたいのであれば、源泉掛け流しの温泉は屋久島の南部にしかありません
Q
縄文杉と白谷雲水峡に行く予定ですが、宿の場所はどこにしたら良いでしょうか?
A
屋久島では宮之浦と安房が、山に入るのに便利(近い)な地区になります それぞれの地区から入れるトレッキングルートは以下のようになっています(宮之浦~安房は約20Kmあります)
- 宮之浦・・・白谷雲水峡
- 安房・・・縄文杉、ヤクスギランド、太忠岳、黒味岳、宮之浦岳
- 上の地区以外にも良いお宿は沢山あります
宿を一か所にするなら、縄文杉に限らず、一番早く起きなければならない日の移動時間・方法を優先して考えるのが良いと思います・・・寝不足はつらいですし、何よりも事故・ケガの予防や突然の体調不良を防ぐためにも睡眠時間の確保は大切です
宿を変えるというのも手ですが、宿を変えると日中に荷物も移動させなければなりません・・・が、レンタカーを利用であれば問題なし・・・ガイドを使う場合、ほとんどのガイドがやっている無料送迎を利用しても良いでしょう
Q
屋久島にはどんな宿がありますか?
A
国内のどこでも同じだとは思いますが・・・形態別に・・・
- ホテル(食事付)
- ホテル(素泊)
- 民宿(食事付)
- 民宿(素泊)
ホテルの幾つかには温泉があります(源泉かけ流しの温泉は島の南部のみです)
宮之浦、安房近辺に食事場所が集中するので、それ以外の地域の素泊り系はレンタカーなどの移動手段がないと不便かもしれません(路線バスは都会と比べると早い時間に無くなります)
外食するのも楽しいかもしれませんが、トレッキングで疲れているときは宿に着いてから風呂・夕食とゆったりするのも良いのではないかと思います・・・、
6 その他
Q
屋久島の山はガイドがいないと迷ったりするんでしょうか? また、どんなコースでガイドを使うのが良いのでしょうか?
A
メジャーなコースは天候等に問題がなければ、ハイキングの経験が多い人は迷ったり困ったりすることはないと思います
- 縄文杉・白谷雲水峡(楠川歩道)・ヤクスギランドなど・・・
- 太忠岳・黒味岳・宮之浦岳などは天候の影響が大きので、好天であれば・・・
基本、ガイドの利用は、不慣れな自然の中での不安解消や自然の話を聞きたい人向けです・・・
ガイドの利用率が最も高いのは縄文杉コースですが、これは距離が長いので不安要素が多いためだと思います
自然の解説等を聞きながら・・・という目的でガイドを使うのであれば、時間にゆとりがある白谷雲水峡・ヤクスギランド等の方が意味があると思います
私からすると都会の大きな駅の地下道や地下鉄の出口の方がよっぽど迷いますけどね!?・・・っていう比較はしちゃいけないですか???・・・都会の地下道で迷っても死なないけど、山で迷うと死んじゃいますから・・・・
ガイド無しで歩く人は最低地図くらいは持ちましょうね!
Q
ガイドの少人数って何人くらいのことなんですか?
A
屋久島で少人数のツアーは普通7~8人ですが・・・・
登山道は狭いので、一度に説明できるのは5人くらいが限界と思いますし・・・お客様の体調・疲れ具合を見るのにも、私にとって7~8人は多いと感じています
そのような理由で当ガイドでは、ツアーの上限人数は5人までとさせていただいております